芯が強い人・我が強い人の違いを考えてみた

「芯が強い」と「我が強い」

これらを聞いて、それぞれどんなイメージを持ちますか?

突然ですが、私は我の強い人間だと思います。これを読んでくれているあなたはどうでしょうか?

仕事や生活の中で、ぼんやりと「芯が強いこと」と「我が強いこと」は、似ているようで全く別物だと感じることが増えました。

他人に対しても、以下の感情をもったことが、一度くらいあるのではないでしょうか?

「あの人には、芯の強さを感じるなぁ。かっこいいなぁ。」

「もう!あの人は、我が強くて困っちゃう!」

一方で、自分自身を省みたときに、こんな自問自答をしたことがある人もいるのではないでしょうか?

「今の自分は、意見を押し通そうとしているのではないか?」

「周りに我が強いと思われていないだろうか?」

実はこれ、今の私にとても当てはまります・・・。というわけで、今回は「芯の強さ」と「我の強さ」の違いを理解した上で、人としての在り方を見直していきたいと思います。

性格上、自分の意見や疑問はぶつけないと気が済まないところがあり、強情な印象を与えてしまうことがあります・・・。

こんな私と仲良くしてくれる友達や家族、理解のある職場の人たちには、感謝の限りなのですが、、、もっとしなやかに生きていきたい!というのが本音です。

なので、「しなやかな女性」に近づくためにも、自分の価値観や考え方を見直しながら、仮説検証をしていこうと思います。

今回のテーマに関する仮説はこちら!

・「芯の強さ」を磨けば、「しなやかな女性」に近づけるのか?

・そもそも「我が強い」ことは悪いことなのか?

興味をもってくれた方は、どうぞお付き合いください!

言葉の意味を調べてみた

しんがつよい【芯が強い】

外見上は頼りなさげに見えても、やすやすとは外圧に屈しない意志を持っている。ちょっとやそっとのことでは音を上げない。「芯」は物事の中心部を意味し、「心」とも表現する。

Weblio辞書

ががつよい【我が強い】

強情である。意地っ張りである。

Weblio辞書

「芯が強い」の概要に、“頼りなさげ”という枕詞がついていることには、違和感がありますが、やはり「芯が強い」=ポジティブな印象、「我が強い」=ネガティブな印象、というのが、一般的なようです。

他の人の考えを調べてみた

DJあおいさんの見解「芯がある人と我の強い人の違い」

他の方はどんな見解をもっているのでしょうか?

検索をしてトップに上がったのが、かの有名なDJあおいさんの記事。

芯がある人は、一貫性のある価値観を持っています。

その日のご機嫌に左右されることなく、

機嫌が良い日も機嫌が悪い日も主張は同じです。

ご機嫌ではなく価値観に従って生きているので、

あまり感情の起伏はなく、

ヒステリーを起こすこともありません。

https://townwork.net/magazine/serial/c_djaoi/64133/

我が強いだけの人は、

その日のご機嫌に左右されているだけです。

機嫌が良い日はオールOKと大風呂敷を広げるくせに、

機嫌が悪い日はオールNGで何を言っても批判をします。

https://townwork.net/magazine/serial/c_djaoi/64133/

なるほど、価値観に基づく言動か、気分に基づく言動かという違いですね。

思い当たる節があって、胸に刺さります・・・。

Twitterで見かけた声

「芯の強さ」と「我の強さ」の違いは、自分の価値観や目指すものに向かう中で、柔軟性があるかどうかの差なのかもしれません。

周りにいる「芯の強い」人を観察してみた

私の周りには、有難いことに「芯が強くて尊敬するなぁ!」という人がたくさんいます。

転職を2回経験する中で、様々なタイプの「芯の強い」上司たちにも出会ってきました。

彼ら彼女らの「芯の強さ」を感じる共通点は、一体何なのでしょうか?私なりに分析してみました。

  • 自責思考(他人のせいにはしない)
  • 俯瞰して物事を見ることができるため、小さいことでごちゃごちゃ言わない(ただし、重要なことに関しては、はっきり意見する)
  • 自分が大切にしている価値観・考え方を言語化することができ、周りに伝えている
  • 自分は自分、人は人の考え方が強く、多様な価値観を受け入れることができる

どうしたらこんな達観した考えをもてるのでしょう?

芯が強い(と思われる)知人に話を聞いてみました。

筆者
筆者

ねえねえ、A氏には「芯の強さ」を感じることが多いんだけど、昔からそうだったの?

A氏
A氏

昔から頑固ではあったよね。それを芯が強いと言うのであれば、だけど。

実は、中学生の頃に友達5人くらいと映画を観に行って、自分だけ違う映画を観たことがあるくらいだよ(笑)

筆者
筆者

おおお、パンチのきいたエピソードだね・・・。今はどうなの?

A氏
A氏

最近は、興味がないジャンルのものでも、誘われたら観に行くようになったよ。

それが、結果的に自分の価値観を広げてくれると思えるようになった。

筆者
筆者

いいね!その考え方に至ったターニングポイントって、何かあるの?

A氏
A氏

部活かな。運動部のキャプテンをやっていたんだけど、そこで全体最適を考えるようになったかな。

筆者
筆者

成長だね!芯の強さは、もともとの我の強さや頑固さが精錬されてできあがるのかもしれないなぁ。

「我が強い」ことは悪いことなのか?

様々な声を聞く中で、我が強い人に対して、ネガティブなイメージがあることは変わりないようです。

周囲にいる人も大変ですが、何よりも我が強い人本人が、苦しいのではないでしょうか?

かく言う私も、「もっと上手く立ち回れるのではないか?」「思考の癖をどうにかできないのか?」と悩むことがしばしばあります。

そんな中で、こんな素敵なツイートを見つけました。

我が強いことは悪いことではなく、重要なのは、我を通すか通さないか。

ここで表現されている“粋”が、芯の強さに繋がるのではないでしょうか。

自分の意見があることは悪いことではないですし、自分の意見や思いが原動力となるパターンも往々にしてありますよね。そういう人が社会をリードしているように思います。

「芯が強い」も「我が強い」もどちらも自分の信念があることは、共通しています。

違うのは、周囲の感じ方ですよね。

自分の信念も大切だけど、人と上手く関われてこそ、芯の強さが活かせるのだと感じます。

極端ですが、世界に人が1人しかいなければ、芯があっても比較すらできないですもんね。

結論

「芯の強さ」を磨けば、「しなやかな女性」に近づけるのか?

私が出した結論は、「近づける」です。「芯の強さが磨かれる」=「他人と柔軟に接することができるようになる」ため、様々なコミュニケーションが円滑になります。また、芯(価値観)もブラッシュアップされるため、芯からズレる些細なことが、気にならなくなると思います。

そもそも我が強いことは悪いことなのか?

結論は、「我が強いことは、決して悪いことではない。ただし、自分の未熟さの受容と、心(芯)の研鑽が必要」です。理由は、上述のとおりです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!あなたが出した結論はいかがでしたでしょうか?

これは、あくまで私の価値観ですが、多くの人が自分の考えを大切にし、それが認められる社会になるといいです。

A氏の例ではありませんが、「我の強さ」は「芯の強さ」に限りなく近いと思います。世の中の「我の強さ」や「頑固」で悩んでいる方々は、胸はって「頑固」でいいんです。そして、一緒に「我の強さ」を磨いて、「芯の強さ」を身に付けましょう!