こんにちは。ライターのかおるです。
新卒の就職活動でも、転職活動でも、目にする機会が多いのが「性格診断」ではないでしょうか?
「漠然と転職したいと思っているけど、自分のやりたい仕事がわからない。」
「自分は、どんなことができて、どんなことができないのか?」
「そもそも自分は何者なんだろう?」
そんなモヤモヤを抱える人の手助けをしてくれるのが、性格診断テスト。
“ あなたの強みは〇〇です。弱みは〇〇です。向いている仕事は、〇〇です。”
わかりやすい答えをくれるとても便利なツールですよね。
かくいう私も転職活動では、非常にお世話になりました。
ですが、複数の性格診断テストをたくさん受ければ受けるほど、ドツボにハマる場合も多くあります。
あたりまえですが、診断テストの種類によって、結果は変わります。
自分にとって納得のいかない結果が出ると、この診断テストは精度が低い、なんて思ってしまうことも。
そこで、今回は同時期に転職活動をした仲間(ワタナベ氏)の協力のもと、性格診断テストが転職に役に立ったのか、振り返ってみます!
もくじ
性格診断テストを受けた人

転職3回経験済み。エンタメ系業界所属。世の中に様々な企画を送り出す側の人。直近の転職エピソードはこちら。

転職2回経験済み。人事系の仕事に従事。現職に転職直後はどん底だったけど、今はそこそこ楽しく働けるようになった人。どん底時代のエピソードはこちら。
今回使用した性格診断テスト 〜ミイダス〜
今回私たちが使用したのは、転職アプリのミイダス(MIIDAS)のコンピテンシー診断・パーソナリティ診断です。
ミイダスでは、コンピテンシー診断とパーソナリティ診断の2つを受けることができました。
それぞれ振り返ってみます。
① コンピテンシー診断
コンピテンシー診断では、以下の5つの項目が数字で判定されます。
- マネジメント資質
- パーソナリティの特徴
- 職務適正
- 上下関係適正(部下・上司との相性)
- ストレス要因

転職活動中に私が受けた結果がこちらです…!

10段階のうち4でした。自覚済みですが、私にマネジメントは向いていません。
結果に疑問はありません。
こちらも概ね当たっている印象。人あたりや計画性はやや低いけど、新しいコンセプトを好むところなど、自分でも納得できる特徴が、しっかりと表れていました(笑)
パーソナリティの特徴等に基づいて、職務適正を予測されているようで、こちらも違和感はありませんでした。
私は「企画職」がトップで、次に「営業」「コンサルタント」「管理部門専門職」など。現職では、人事コンサルとして働くことにそこそこ納得しているので、向いている職種に転換できたのかもしれません。
この職務適正では、職業を細分化して、どんな分野に向いているかまで出してくれます。
例えば、「企画職」の中でも「リサーチ・商品サービス企画」が特に向いているなど。
診断直後は、捉え方に迷う結果でした。
上司としての資質として、「指示指導型」と「権限移譲型」という相反しそうな項目で高い数字が出たからです。
ですが少しずつチームマネジメントに関わる今、私は人によって対応方法を変える傾向にあるということに気づきました。新人さんには、細かく指示をすることもあれば、理解度の高い人には、大まかな依頼になる傾向があります。(偉そうに言っておりますが、マネジメントは苦手です)
人ごとの対応パターンが複数結果に反映されたと考えると、納得がいきます。
一概にストレス耐性といっても、どんなストレスに強いのか・弱いのか。これが把握できていないと、転職でミスマッチを起こしやすいと感じています。
私はある程度、自由に自分のペースで仕事を進めることを好むので、「自主的にできない」「上下関係が厳しい」にストレスを感じやすいというこの結果も非常に納得です。

一緒に転職活動をしていたワタナベ氏の結果がこちら…!

ワタナベ氏のマネジメント資質・パーソナリティの特徴にも、あまり違和感はありません。
私よりマネジメント向きであることは納得だけど、チームを引っ張っていくというより、優秀なプレイヤーというイメージが強いです。
ですが、職務適正はやや疑問でした。
現在バリバリの企画屋さんとして活躍している彼女を知っているので、適正のトップが販売(しかも美容)なのは、違和感が大きいです。(全くイメージが湧きませんが、本当は販売の道の方が向いているのでしょうか…?)
そして、部下としてのタイプ。見事にALL5!!(10段階中)
そつなくどんな人とも仕事をこなしているイメージが湧きました。
ストレス要因に関しても、やや疑問が残る結果でした。
ワタナベ氏は、ワーカホリックを続けて10年くらい。仕事にコミットすることにやりがいをもつタイプなのですが、ハードワークに対するストレスが「8」(10段階中、点数が高いほどストレス要因になる)。目を疑いました。
本当はハードワークは避けたいのでしょうか…。
②パーソナリティ診断
ミイダスで受検できる診断の2つ目は、パーソナリティ診断です。
パーソナリティ診断では、以下の項目について診断することができます。
- 生まれ持った個性
- 今のコンディション

転職活動中に私が受けた結果がこちらです…!

結果は「完璧主義」(円グラフの1/4以上を完璧主義が、占めています・・・!)
サブタイプが「堅実主義」となりました。
仕事では、細部に神は宿るという信条のもと、細かいことまで気にする傾向にあるので、この結果には納得です。
(余談ですが、完璧主義というと、とっつきにくい印象をもたれがちですが、アウトプットの成果を褒めてもらいやすく、私は自分のこの性格が結構好きです。)
そして、転職活動中のストレスフルな時期だったにも関わらず、コンディションは「充実」という結果でした(笑)この診断では、自分の価値観や考え方を聞く設問も多く、感情より理性で答えた結果、こうなったのだと推測しています。

一緒に転職活動をしていたワタナベ氏の結果がこちら…!

なんと、「生まれ持った個性」は全く一緒・・・!
違うのは、コンディションが「充実」しているか、「妄想的」なのか、ですね。
きっと当時のワタナベ氏はちゃんと、自分の心のままに回答したのでしょう。
個性が似ているのは、全く違和感ありません。
ワタナベ氏の仕事への向き合い方は、こちらの記事からもわかるように誠実で真面目です。
ミイダス診断のまとめ
- 個性が全く同じ2人でも、全く違うコンピテンシー・職務適正が表れる
- 回答時の心の状態が、表れやすい
- 回答直後にピンとこなかった結果でも、後々振り返ると、納得する部分もある
→上記のことから、ミイダスの診断精度は信頼できると感じました。ただ、結果をまるごと信じるのではなく、なぜこういう結果が表示されたんだろう?と、内省することで、納得感は高まると思います。
就職活動や転職活動では、どれだけ本来の自分を理解できるか。これが鍵になると思います。
採用担当は、応募してくれた人を偉そうにジャッジしているのではなく、自社にマッチしそうか?
これを見極めているだけなのです。
なので、応募する側は等身大の自分で採用選考に臨んだ方がミスマッチは防げます。
転職する予定がなくとも、自分の適正や性格を把握しておくと、社内の仕事を進めていく上でも大いに役に立つと思います。
診断テストは、等身大の自分を理解し、自分にあった仕事をするためのヒントとして、活用していきましょう!
後日談
ミイダスの「個性」診断結果が全く同じだったので、どこまで似ているのか確かめるべく、この後に2人でストレングスファインダーを受けたのでした。その結果はいかに… to be continued…