いつ終わるとも知れぬコロナ禍、皆さんの生活スタイルにはどんな変化があったでしょうか?
仕事がテレワークになったり、旅行に行かなくなったり……悪いこともあれば良いこともあるかと思います。
さて、私は先日転職したのですが、同僚から「歓迎会ができなくてごめんね」と声をかけてもらいました。確かに以前だったら、こんな時集まって飲み会をしていたなあとふと思い出し、最近「飲み会」というものをめっきりやっていないことに気づきました。
それって自分にとっていいこと?悪いこと?はたまた、周りの人はどう思っているのだろう?と気になってきたので、今回は先日「サラリーマンに向いている人ってどんな人? 〜前向きに会社員をやっている人の話を聞いてみた〜」という記事で話をした3人で集まって、これからの「飲み会」について考えてみることにしました。
登場人物

会社への適応スキルを発揮するサラリーマン。新卒で入社したメーカーに勤めて7年目。あまり飲めない。

最近、3回目の転職をした。全く飲めない。

転職を2回経験済み。そこそこ飲める。
もくじ
そもそも、飲み会好き?
ワタナベ:みんな、飲み会って好き?
かおる:面子によるかな~ 相手が楽しく飲める人なら飲みたいけど……
林:自分もそこは同意見かな。
ワタナベ:そうなんだ!林くんは前回の記事では林くんは社員旅行が楽しめる、という話もあったので、ワイワイやる飲み会も好きかなと思って。笑
林:う~ん 学生ノリの飲み会は好きじゃなかったなあ。飲めないから、絶対介抱役に回っちゃうし。 社会人になってからはあんまりそういうことはなくなったし、会社の飲み会とかは嫌いじゃないけどね。
ワタナベ:なるほどね~ 私も飲めないから、飲み会好き!ってタイプではないので、そこまで飲み会が無くなった世の中で不自由を感じてなくて。
かおる:会社の飲み会はともかく、仲の良い人との飲み会とかはいきたいなってならない?
ワタナベ:それはなるよ! でも仲の良い人だと、結局オンラインの方が楽なことも多いんだよね。遅くまで話し込んでも終電逃さないし、お金もかからないし。
林:でも、例えば同窓会とか、大学や高校の部活・サークルの仲間で集まりたいとか、そういうシーンでは不便じゃない? 久しぶりに会う相手はオンラインでは集めづらい気がするし、飲み会という文化が失われると、そういう機会が持ちづらくなると思う。
ワタナベ:たしかに、それはそうだ。 そういう機会、コロナ禍で減ってしまった気がする。
かおる:状況にもよるけど、やっぱり対面での飲み会が選択肢に入れられないことは残念ではあるよね。
オンライン飲み会は飲み会の代わりになっているのか
ワタナベ:実際、この3人は同じ部活の出身だから、部活のメンバーを集めて対面でもオンラインでも飲み会をしたことがあるけど、やっぱり対面の方が盛り上がったかも。
林:断然対面の方が楽しかったよ。やっぱりオンラインだと、話振りづらいとかあるしね。
かおる:もともとよくしゃべる人はいいけど、物静かなタイプの人は話しづらかったりすると思う。
ワタナベ:同時にみんなで話せないから、もともと聞くタイプの人は完全に他の人の話を聴いてる感じになっちゃうこと多いよね。
林:対面だと結構、話してなくても楽しんでそうだな、とか見てて分かったりするんだけど、オンラインだとそういう機微も掴みづらい……
かおる:そもそも対面なら、横の人同士が話したり、それぞれでの会話になったりもするから、必ずしも一人の話をずっと聞く必要もないしね。
ワタナベ:それでいくと、会社の新年会みたいなものとかも、オンラインだとなかなか難しいなって思った。
かおる:どういうところが?
ワタナベ:普段の会社の新年会って、いつも仕事で関わらない人とコミュニケーションが取れて、それが仕事を円滑にすることに繋がったりしていると思うんだけど、オンラインだと人数多すぎて基本的には司会の方や出し物をしてくれてる方の話を聞いたり映像を見るライブ配信みたいな感じになるから、参加者同士でのコミュニケーションはほぼ取れないんだよね。楽しめるんだけど、元々の趣旨というか、コミュニケーションの意味では機能しないなと思って。
林:そうやって考えると、やっぱりオンライン飲み会と、いわゆる普通の飲み会は別物なのかもね。それぞれ良いところもあるけど、フォローし切れてる感じはしないな。
オンライン飲み会を盛り上げたい
ワタナベ:そういえば、部活の飲み会で思い出したけど、なんかオンラインなのにめちゃくちゃ盛り上がったことあったよね。あの写真の……
かおる:あ~!「FaceApp」が流行った時のやつね!
※「FaceApp」 女性の顔を男性風に、男性の顔を女性風に加工できるアプリ
林:あれはものすごく盛り上がった笑 みんながチャットにいろんな写真を変換して貼ったりしてね。
ワタナベ:人数が多いときは、ああいうアクティビティがあった方が、全員発言しやすくなって盛り上がるのかな?
林:何か事前にやることを用意しておいた方がいいのかもね。
ワタナベ:やることか……普段の飲み会でも企画力が問われる時代ってこと?笑
かおる:実際そういう企画は需要があるんじゃないかと思うんだよね。仕事でも採用やってると、初対面の内定者たちに、オンラインの懇親会でいかに仲良くなってもらうか、ってシーンもあったりするし。
ワタナベ:なるほどな~ たしかにそういうミッションを抱えた必須の「飲み会」もあるよね。
林:それはすごく難しそうだな……
かおる:だんだんそのためのサービスも充実してきてて、事前にみんなに同じお弁当とかグッズを送って、オンラインで一緒に開けてワイワイやる、とかそういうプランもあったりするよ。
林:色々考えられてるんだなあ。
オンライン飲み会とコミュニケーション
ワタナベ:そうやって時代に即したサービスが増えて、みんなも慣れていったらだんだん飲み会といえばオンライン飲み、ってなる時も来るんだろうか。
かおる:う~ん。 進化していくとは思うけど、これからもずっとオンラインでだけのコミュニケーション、ってなるとやっぱりそれだけじゃわからない部分もあるって思うよ。
ワタナベ:私たちはオンラインじゃないコミュニケーションがあった時代を知ってるから不便に思うけど、これがずっと続いたらそういうの知らない世代も出てきて、それが普通になっていくのかなあって。
林:慣れていくんだろうけど…… 飲み会に限らず、オンラインでしか会ったことない人って結局対面で会ったら「はじめまして」になるから、コミュニケーションが育ってるかっていう微妙な気もする。
かおる:私、今仕事相手でオンラインでしかやりとりしたことがない人がいるんだけど、仕事で共通の目的をもって接してると対面と変わらないくらい積極的にやりとりできて、関係値もできてきてる感じがする。 オンラインでも、一緒になにかを進めた経験があると信頼関係が築きやすいのかも。
ワタナベ:一緒に仕事をしていたらたしかにそうなりそう。飲み会に限定して考えると、元々は何か強制される目的があるものじゃないから難しいよね~ コミュニケーションを取ることそのものが目的というか。
林:やっぱり「オンライン飲み会」は、あくまで他のことで関係値ができてる相手とより深く話す、みたいなシーンで活用するのが正解なんじゃないかな。
これからの飲み会
ワタナベ:オンライン飲み会を盛り上げたり、コミュニケーションの場として活用するためのサービスが充実してきてるとはいえ、コミュニケーションを取るって観点では結局対面でやるほどの効果は得られないのかな、と色々話していて思った。 さっきも話したけど、会社の新年会もこれまでみたいに周りとの会話の場としては活用できなかったもんな~
かおる:特に会社内でコミュニケーションを取ることが目的であれば、オンライン環境なら飲み会よりも、チャットとかオンライン上でのコミュニケーションツールを駆使してうまくコミュニケーションを取れるようにする、っていう所に力を入れた方が効果が期待できそう。
林:友人関係での飲み会でこそ、オンライン飲み会用のサービスを利用してもっと色々盛り上げてみてもいいのかもね。
ワタナベ:そうだね。そういうのを考えるのは楽しいし、オンライン飲み会も遠くの人と会える、とか気軽さがある、っていう利点もあるから使っていけたらいいよね。
かおる:でも、やっぱり最終的には、みんなの顔を実際に見ながら飲みたいなって思っちゃう!
林:まあ、やっぱりそれはそうだよね。笑
ワタナベ:コロナ禍でオンライン飲み会っていう選択肢が新たに加わったっていう気持ちで、先々はケースバイケースでどっちも活用できるようになるといいな!