ポートフォリオは最強の面接対策

みなさんは就職活動でポートフォリオを作ったことはありますか?

「必要書類にないから作ってない」
「作ってはいるけど面接に通らない…」
「ポートフォリオってクリエイティブ志望の人が作るものでしょ?」

そんなあなたにぜひ知ってほしくてこの記事を書きました。

ポートフォリオは最強の面接対策

面接に落ちて「こんな短い時間で私のなにがわかるんだ」とくさくさしたことはありませんか?

自分がうまく話せなかったのかもしれないし、面接官の方がうまく聞けなかったのかもしれません。

とにかく、熱意やアピールポイント=あなたがその企業に入って「できること」を伝えきることができなかった。

面接の時間は限られています。
「緊張してシミュレーションが飛んでしまった」
「あれもこれも言えなかった」
「対策していた質問が全然来なかった」
…いろいろな後悔の記憶があるはず。

ポートフォリオの良いところは、自分の「できること」「先制攻撃で」「必ずすべて」提示できることです。

面接で企業が見るのは、あなたが自社にマッチしているか。その判断基準は大きく分けて「できること」と「人間性」に集約されます。

あなたの「できること」がマッチしていれば、面接官の質問は、ポートフォリオを見た上で気になったことか、あなたの「人間性」がマッチしているのか確かめる内容に絞られてくることでしょう。

つまり、本来面接の場で伝えなければいけないことの少なくとも半分以上を、「事前」に「じっくり時間をかけて」用意できるのがポートフォリオなのです。

取り入れるべき3つの「可視化」

さて、せっかくつくるなら、目指すのはもちろん最強ですよね。

ポートフォリオはただ作ればいいというわけではありません。あなたの「できること」を「簡潔」に「必要な分だけ」詰め込みましょう。

面接に直接持参する場合は、時間の都合上必ずしも全てのページをじっくり読んでもらえるわけではありません。

流し見でも内容が頭に入るよう文字はなるべく少なくし、図や画像を用いてできるだけ「読む」より「見る」「可視化」することがポイントです。

①経歴を可視化する

履歴書・職務経歴書・面接…もう良いだろうと思うかもしれませんが、ここでもう一手間加えて、あなたの「解像度」を上げてみませんか。

たとえばあなたが転職者として、この職務経歴書を

Wordで作成した一般的な職務経歴書

こう変えてみたら。

職務経歴を年表にして可視化

書類を読むより感覚的にあなたの経歴を理解できるのではないでしょうか。

複数社の経験がある方は、ここでさりげなく転職理由をカバーしてみましょう。あなたの中では繋がっていたとしても、他の人にはそう見えないかもしれません。点と点を線でつなぎ、あなたの芯を示すのです。

②できることを可視化する

ポートフォリオは単なる作品集ではありません。
何を見せたいかをふまえて、何を載せるか決めていきましょう。

「クリエイティブじゃないから作品なんてない・・・」
「書類仕事ばかりで・・・」
「数字が出る仕事じゃなかったから・・・」

あなたの「できること」は、作品や数字だけに縛られるものでしょうか?

世の中は適材適所でまわっています。
あなたの「できること」は他の人の「できないこと」なのです。

  1. どんなゴールがあって
  2. 何を担当して
  3. どんなスケジュールで
  4. どんな働きをしたのか

上記を意識してあなたの「できること」をまとめてみてください。

作成した書類や資料があれば、参考として載せましょう。(載せていい情報かどうかは各自気をつけてくださいね)
「できること」の解像度が高ければ高いほど、あなたと一緒に働くイメージがしやすくなります。

また、ポートフォリオはOfficeやAdobe、面接先の企業で使うツールを用いて作りましょう

使用歴を聞くよりも早く確実に、あなたのスキルがわかります。

ポートフォリオとは、あなたの「できること」そのものなのです。

③熱意を「可視化」する

就活で複数企業をかけもつのはよくあることで、企業側ももちろん承知の上です。

しかし、それがわかりやすすぎるとあまりいい気がしないもの。
ポートフォリオで見落としがちなのは、内容と順序です。

あなたの「できること」があまりにもミスマッチだったら?
自社と関係のないページばかりが先に来ていたら?

「あんまりうちでの仕事が理解できてなさそうだな」
「このポートフォリオは本命用で、うちはそのついでなんだな」

そう判断されてもおかしくありません。

可能であれば、面接先ごとに順序だけでも入れ替えましょう。関係のない内容はできるだけ後ろのほうに。
多くの場合ポートフォリオの形式には決まりがないため、入れ替えが容易なクリアファイル等がおすすめです。

「うちに入りたくて、わざわざ作っている」

その熱意を伝えるのも、ポートフォリオの役割のひとつです。

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございます。おそらくはタイトルで興味を持ってくださった、面接が苦手な方なのではないでしょうか。

私は面接が本当に苦手ですが、就活をする以上面接から逃れることはできません。そんな面接立ち向かうために作ったのがポートフォリオでした。

何日も考えて作り上げた、自信を持って出せる「自分」をひっさげて向かう面接は、丸腰よりもかなり気持ちが楽なものでした。

あなたが自分らしいまま「できること」をいかして働いていけるよう、この記事が少しでも役に立てば幸いです。